日当たりが悪い、水はけも悪く湿気のため周りのブロックにコケが生えやすい所に物置を設置しました。
物置設置前の前準備として、地面に軽く勾配をつけ簡易的ですが雨水を浸透させる枡を作ってみてはどうかと試行錯誤した記録になります。
まず雨水浸透ますとは
その名が示すとおり、雨水を排水として流さず地面に浸透させるための設備となります。
メリットとしては、側溝に流さない事でより下流での浸水被害を減らしたり地下水位の保全による地盤沈下を防ぐ、水資源を守る
デメリットとしては、設置に費用が掛かる(補助金がある所もある)、設置後にメンテナンスをしないと浸透し辛くなるなどがあげられます。
一般的には雨どいとつなぐことが多いようです。
メリットもデメリットもあるわけですが、今回私が作成したものはもっと簡単にしたもので、有り合わせのもので作ったので0円です。
これで「水はけが少しでも良くなり、湿気対策にもなれば」という思いで作ったものなので効果が無いかもしれません 笑
簡易雨水浸透枡の作成 ペットボトル編
まず、今回は浸透枡作成は物置設置に関連してのDIYです。人工芝も剥がしているので、湿気対策の一環で一緒に作る事にしました。上の写真だと物置の屋根から流れた雨が左側に流れ、手前のほうに流れる様に高低差をつけます。
↓の写真は物置の後ろ側になるところで、ブロック側奥から手前に流れるように高低差をつけます。
写真奥から手前に水が流れるようにまず、テストも兼ねて2Lペットボトルを使い作ってみます。
ペットボトル全体にドリルを使って穴を開けていきます。
先ほどの傾斜をつけていった先に、ペットボトルが全部埋まるくらいと周りにも少し余裕があるくらいまでに穴をほります↓
この時はあまり気にしていいなかったものの、掘り進めた先の土も「粘土質」の土でした。周りも粘土質です。結果としてはこれ失敗で、もう少し掘り進めた方がよかったようです。粘土質の土は中々みずが浸透しません。
↓いったんぺっとボトルを取り出し、「正規」の浸透枡設置方法を調べた際に書いていた「砂」を10cm程いれました。
そこに更に「5号砕石」を5~10cm程いれます。ほんとは「4号砕石」がいいようですが売ってませんでした。
このあたりから失敗感が漂います。そもそも穴の深さが足りていないような・・・と。
とりあえずペットボトルを設置して周りも砕石で埋めていきます。穴を掘る際に出てきた大き目の石も固定がてら一緒に入れてみました。
ペットボトルの周りも、中も全てを砕石でほぼ埋めおわりました。
この状態で、ゲリラ豪雨を想定した水の量を一点集中でかけてみました。
↓
↓
↓
はい失敗
即効あふれました。時間にして20秒でした。
恐らく敗因は「穴の深さも広さも足りない & 水が浸透する土まで掘り下げる必要がある」だと思います。
失敗もいい経験として、ここはこれで完成形とします。とりあえずの雨なら問題ないでしょ・・・・ 問題ないと思いたい。。。
このまま人工芝を戻し封印しますが、水が流れる先として穴を掘っておくことは「全体的な水はけ」を考えれば意味があるはずです。
植木鉢を使っての浸透枡の作成
今回は本気で穴を掘りました。予め掘っていた穴も掘り広げました。掘り下げた結果、土も粘土質ではなくなりました。
↓今度は夏にトマトを育てた植木バチに穴を開けていきます。
ペットボトル編では「敷き忘れた」不織布を敷きこみます。ほんとは透水シートとか敷くらしいですが、家にあるもので代用します。これを敷くことで周りから土が入りこむことを防止するようです。
写真にはないものの、また「川砂」と「砕石」を敷き込み、穴を開けた植木鉢をいれます。
そして植木鉢の周りに砕石を入れ込んでいきます。写真だと殆ど隙間がないように見えるけど底のほうは結構広がっています。
植木鉢の中にも砕石をいれ、余分な不織布を切り取り完成とします。
もう一度水をかけて確認したんですが、写真撮り忘れてました。結果としては2分程水をかけ続けて↑の写真のとおり、あふれる事はありませんでした。
やはり水をある程度蓄えられる穴の大きさ、または染み込みやすい土?まで掘り進める必要だったのかもという結論です。
あとは遮光シートをかけ、人工芝を元に戻します。
まとめ
今回は物置周りの湿気対策も兼ねて、周囲の地面に軽く傾斜をつけ流れる先に簡易的にですが浸透枡をつくってみました。最後は人工芝をかけてしまうので大雨などの際に確認するのは難しいですが、少しでも雨水が流れ込んでくれれば多少は水はけにも影響するかなとも思います。
大雨やゲリラ豪雨のあとなど、タイミングが合えば確認してみて変化があれば追記します。
雨水浸透枡正式なものは様々な商品がホームセンターやネットで売られていますので、参考にどうぞ↓。