物置の購入を考えているけど、組み立て費用や転倒防止のアンカー工事が意外に高いと感じている
すこしでも費用は節約したい
物置を自分で組み立てる事はできるのか
そんなことを考えている方に、建築業でもなんでもない私が実際に組み立て、アンカー工事まで行い考えた事や必要だったものなど実際の所をまとめていきます。
まず結論から書いていしまうと
・物置の組み立ては一般的な大きさなら一人でも出来ます(できない事は無いけど2人いた方が早いし安心です)
・アンカー工事も下が土なら問題無し、コンクリ等の場合別途工具をレンタル等して用意すればできます。
・但し全体的にみると時間と手間はかかりますし、多少汚れます
ただし大きさによる。←あまりに大きいサイズは大変かもしれません。
ネットで購入し、受取
我が家はタイヤの収納場所としての物置を探していたのですが、色々ホームセンターも見て回りサイズも確認しながら検討を行い、最終的には楽天市場で購入しました。店舗によっては普段から10%前後ポイント付く事が多いので、実質価格もさらに安くなるのでおススメです。
入れたい物が決まっているならサイズの確認は超重要です。
関連>>物置購入にあたり悩んだこと|イナバ・ヨド・タクボ等メーカーの個人的比較と注意点
このタクボ物置の2枚扉タイプを購入しました
どの店舗で購入しても大体1~2週間程到着するまで時間がかかると事が多いようですね。
到着するまでの間に、地面の水平をとったり必要なものを用意しておくと組み立てがスムーズに進みます。
さて実際到着するとパーツ毎に梱包されて届きます。分割された物置を置くスペースが必要です。荷下ろしの際多少の移動はしてもらえるようでしたが、我が家には一人で配達の方が来たので手伝いました。

タクボ物置 この位の量です
この届いたパーツを組み立てていく事になるので、底板、横壁後壁、屋根等パーツ毎に組み立て順などに分けておくと後々楽です。
組み立て開始
組み立て順としては下記の通り
- 水平調整をして底板(床板?)の設置
- 横壁・後壁の組み立て
- 屋根の組み立て
- 棚の支柱・棚の取付
- 扉の取付
組み立て自体は、難しい事はありません。ニトリやイケアなどで3段ボックスやTVボード食器棚などを組み立てた事がある人なら大丈夫です問題は組み立て前の「地面を水平にする」という作業です。そこにしっかりと時間かけます。
床板の組み立て
地面にブロックを置き、その上に底板を置いていくわけですがその前に水平を調整できるアジャスターを床板につけていきます

実際地面にブロックを置き、完全な水平を取るのは難しいのでこうしたアジャスター付の物置を選ぶと後々調整ができるのでおススメです。
床板をブロックの上に置き
物置に付属してくるアジャスターを調整する工具兼水平を見るやつで、水平になるよう4隅を縦横斜めと調整していきます。
でも調整中は水平かどうかわかりづらいので、もう一つ水平器を購入しておくと便利です。
高いやつは精度がよくなるようですが、普段はあまり使い道もないしアジャスターもあるので安いやつでも良いかと。
屋根・壁の取付に関しては注意が必要
ここから組み立てに関しての写真が無くなります。理由は写真をとる余裕が無かったからです。
壁を取り付ける事自体は難しくないものの、少しでも風が吹くとあおられてしまって非常に不安定です。
私はこの時点で一人での組み立てを諦め、妻に手伝ってもらう事にしました。風が吹いていなくても横壁と後壁を取り付ける作業に関しては二人での作業を推奨です。
壁同士がネジで固定されてしまえばぐらつく事も少なくなります。壁さえ組み立てが終われば屋根ははめ込むような形で載せてねじ止めするだけです。
そうそうこの「壁をネジで固定していく」段階でアンカープレートも取り付けてしまえば、後でネジを外して取り付けるという手間を省けます。
最初組み立てた時、やろうやろうと思って忘れてました↓
気づいたのでやり直しました↓。穴を掘ってない場合は後にしないと邪魔になるだけです。
棚支柱と棚板の取付
写真を撮れてませんが、ここまで来ました。二人いれば組み立てはスムーズに進んでいくと思います。
棚板の支柱を取付け、ここに棚板を載せていきます。棚受の金具を移動することで棚の位置も変えるもできます。
扉の組み立てと取付し完成
この工程も特に難しい事も無かったので写真がありません。作業としては戸車を扉に取り付けた後に物置本体にはめ込むだけです。
ただ、この時点で少しでも水平が取れていないと扉の開閉がうまくいかなかったりするので、最後にアジャスターを使って再度調整を行います。
床板の傷防止について
さて、せっかく購入し組み立てた物置だから長く使いたい。そんなわけで床板の傷防止・錆び防止として何をしけばいいかも色々と考えていました。あと欲を言えば湿気も何とかしたい。
ただもともと湿気の多い場所ではあるので、物置組み立て前に少しでも湿気を抑えるようにシートを敷く等作業もしています。
関連記事>>【DIY】湿気対策として物置が届く前の準備|土にブロックで防湿シート
関連記事>>【DIY】簡易雨水浸透桝の作成|水はけ・湿気を少しでも改善したい
更に土台となるブロックを2段置くなども湿気対策として出来そうですが、多少アンカープレートを伸ばすなどの作業は必要かもしれません。
その上で床に何を敷いていくかですが、
- そもそも敷かない
まあ自由なんですが、個人的に「敷かない」という選択はありません。濡れたら滑るし、傷ついたりしたら錆が出てきそうだし。
- 新聞紙とか
湿気対策に有効かなと考えたけど、実際はあまり湿気も吸わないし経年劣化でボロボロになるし、そもそも見た目の問題で却下
- 剥がしたりできるフロアカーペット
こういうやつですね↓。ハサミでカットすれば簡単に調整できるし、水滴なども吸収するし全然いいかなと思います
- ゴムシート (ゴムマット)
耐衝撃性もあり、日が当たらない物置なら劣化もそうそうしなさそうですが雨や雪でぬれたりしたら滑りそうだし、意外に値段が高くつきそうなのでやめました。軽トラ用や1m単位で売っているものなど多々あるので、探してみるといいものがあるかもしれません。
- コンパネ・ベニヤ・合板
用途から名前が違ってくるようですが、結論からいうとOSB合板という合板を使い床に敷く事にしました。合板であれば傷も防ぎ、値段も千円前後からあるのでコスパもよく、多少なら水気も吸い取るだろうという判断です。
でも棚板の支柱などもあり、そのままのサイズでは入らないし工具も無いしホームセンターでカットしてもらいます。
予め物置の奥行やサイズを測っておき、↓のような感じでカット依頼をしました。奥行780mmで横幅1270、340、30mmの3点が持ち帰る分になります。
カットしてもらったものがこちら↓
車に乗せて持ち帰り早速敷きこみます↓

横幅1270mmの合板は正面右側で、横幅340mmのは左側に設置します。しかしこのままでは支柱の部分が空いてしまうので、もう一つの横幅30mmのやつをこうします↓
この隙間にはめる!!ピッタリいくと気持ちいいです。あとは棚支柱の隙間に合わせカットしてはめ込み完成です。
物置完成
物置は出来上がりです。物置の組み立てだけであればこのサイズで1時間半位でした。
地面とブロックを予め水平に近い状態にする作業の方が時間がかかっています。
あとは収納予定だったものを入れてみました。タイヤの収納場所が欲しかったというのがメインですが、やはり物置があると便利です。
しいていえば、物置の扉は2枚扉より3枚扉のほうがタイヤなどの大物の収納には便利そうです。スタッドレスタイヤと夏タイヤの出し入れの際など「もう少し」扉が開けばタイヤを含め他のものの収納もしやすいなーと感じています。

あとでアンカー工事についても書きますが、必要となるセメントと砂の量にも悩みました。そして余りました 笑
何に使うか悩み中です。
まとめ
湿気対策や水平を取る作業、組み立てができるのか、アンカー工事はできるのか等様々調べた事を勢いでやってしまいました。
時間と労力をかければできる!!
そうこの一言に集約できると思います。
ただ、あと一歩が踏み出せない、失敗はしたくないと考えている方向けのサービスも探しときましたよ。
そうCMでも流れている【くらしのマーケット】です。地名とサービス名を選び、あとは価格やレビューを元に選んでいきます。レビューはサービスを使った人しか書けないようになっているので、ある程度安心感があります。
なんでわかるかって?私がエアコンの掃除で頼んだことあるからです 笑
【レビュー】くらしのマーケットでエアコン掃除を依頼|失敗しない業者の選び方
サービスのカテゴリーが多くありますが、該当するのは「家具の修理・組み立て」でしょうか。純粋に家具の組み立てを手伝う所と、なんでも組み立てますと書いてある所があるので、レビューや価格・取り扱い項目を確認しながら選んでみて下さい。

やってみないとわからないけど、やってみると意外にできたと感じた「初めての物置作り」でした。何かの参考になれば幸いです。
▼物置購入前に知っておくこと、組み立て前の整地や湿気対策についてもまとめています▼
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