「私の夫は仕事ができない」
最終話の小林司が、育児中の働くお父さんへ語るメッセージ。
ツイッターで流れていたのですが、グッときたので忘れないように。
「10年後にはある程度の子育ては終わっていて仕事に専念できる日々を送っていることでしょう。
だけどその頃にはもう僕達の腕の中には膝の上には必死でシャツにしがみ付きながらよじ登ってくる小さなあの子はいません。
どこまでもまとわりついてきてやることなすこと全部邪魔してくる小さなあの子はいません。
仕事で外回りに出る暑い夏の日、ふと空を見上げた時、あの頃笑いながら一緒に走り回った芝生を、
びしょ濡れになって一緒に遊んだあの日の青空を思い出し、過ぎてしまった時間の愛おしさを知ることでしょう。
汗の匂い、ミルクの匂い、粉々になったクッキーのカス、小さなぬいぐるみ、泥だらけの靴下、オシッコ失敗してしまったズボン、カレーまみれのシャツ、パパーとあなたを探す声、バタバタと走る足音、お帰りと響く声、廊下を横切る小さな姿、それは今の僕達の日常にあるものです。だけどその日常こそが特別なんです。
一生の内のたかが数年間の出来事なんです。
その数年間が過ぎ行く今に、数えきれない程の愛おしさが、死ぬまで忘れられない程の思い出が、たくさん散りばめられている。
僕達はこれから一生どこにいても何があっても子を想い心配し愛し続ける。
だけどこの腕の中で、膝の上で、パパーと見上げてくるあの子をぎゅっと抱きしめられる時間はとてもとても短い。
仕事は大切です。生きていくために必要です。頑張らなきゃならない場面もあります。男にとっては自分にとっての存在意義を感じられる場所かもしれません。
だけど私達は親になって知ったはずです。自分の存在より大切な存在がこの世にあることを。子供は未来に向かって羽ばたいていきます。子を育てるということは未来を育てるということです。豊かな人生とはどんな人生なのか、たった一度しかない人生をちょっと立ち止まって考えて見てもいいんじゃないかと。」
※一部抜粋
忙しく余裕が無いときも、この事を思い出したい。。。